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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科88巻5号

2016年04月発行

増刊号 耳鼻咽喉科処方マニュアル

5.免疫異常

上気道サルコイドーシス

著者: 脇坂尚宏1 吉崎智一1

所属機関: 1金沢大学大学院医薬保健研究域医学系耳鼻咽喉科・頭頸部外科学

ページ範囲:P.199 - P.201

文献概要

処方のPoint

・2/3の症例が自然寛解するため,投与する場合は適応を慎重に考慮して決める。

・ステロイドの投与は最小限にとどめる。鼻副鼻腔,咽頭・喉頭サルコイドーシスではステロイド局所投与(点鼻,局所注入)が第一選択である。

・ステロイド全身投与は,①急性サルコイドーシス,②高度の臓器障害を初診時から示し,日常生活に支障をきたす症例,③生命の予後が危ぶまれる症例,などが適応である。

・ステロイドの効果が少ない,あるいは減量時に悪化・再燃を繰り返す症例では,他の免疫抑制薬の単独またはステロイドの併用投与を考慮する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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