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文献概要
増刊号 耳鼻咽喉科処方マニュアル 8.麻痺・痛み・異常感
ベル麻痺・ハント症候群
著者: 能田淳平1 山田啓之1 羽藤直人1
所属機関: 1愛媛大学医学部頭頸部・感覚器外科
ページ範囲:P.272 - P.276
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・ステロイドや抗ウイルス薬の副作用に留意し,糖尿病,高血圧,消化管潰瘍,妊娠などを合併する症例や腎機能障害のある症例には内科医との連携を図り,慎重に投与する。
・重症例で耳介の発赤や強い耳痛,味覚障害などを伴う症例では,zaster sine herpeteを考慮し,ハント症候群に準じた治療を施行する。
・抗ウイルス薬の麻痺発症8日以降の投与や,ステロイドの麻痺発症14日以降の投与は,効果が期待できないため推奨されない。
・治療中に麻痺が重症化する場合は,投与量や入院管理,顔面神経減荷術への治療法の変更を検討する必要がある。
・ステロイドや抗ウイルス薬の副作用に留意し,糖尿病,高血圧,消化管潰瘍,妊娠などを合併する症例や腎機能障害のある症例には内科医との連携を図り,慎重に投与する。
・重症例で耳介の発赤や強い耳痛,味覚障害などを伴う症例では,zaster sine herpeteを考慮し,ハント症候群に準じた治療を施行する。
・抗ウイルス薬の麻痺発症8日以降の投与や,ステロイドの麻痺発症14日以降の投与は,効果が期待できないため推奨されない。
・治療中に麻痺が重症化する場合は,投与量や入院管理,顔面神経減荷術への治療法の変更を検討する必要がある。
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