文献詳細
増刊号 耳鼻咽喉科処方マニュアル
8.麻痺・痛み・異常感
文献概要
処方のPoint
・咽喉頭症状の病態には,酸による直接障害と,迷走神経を介した反射の2説がある。
・咽喉頭の異物感や痛み,嗄声,咳嗽,げっぷ,酸逆流など,複数の症状が遷延する。
・プロトンポンプ阻害薬を投与して症状の消失の有無をみる治療的検査が有用である。
・治療には制酸薬や消化管運動改善薬による薬物治療に加え,食事内容を含む生活指導が有効である。
・咽喉頭症状の病態には,酸による直接障害と,迷走神経を介した反射の2説がある。
・咽喉頭の異物感や痛み,嗄声,咳嗽,げっぷ,酸逆流など,複数の症状が遷延する。
・プロトンポンプ阻害薬を投与して症状の消失の有無をみる治療的検査が有用である。
・治療には制酸薬や消化管運動改善薬による薬物治療に加え,食事内容を含む生活指導が有効である。
参考文献
1)Fujiwara Y, et al:Epidemiology and clinical characteristics of GERD in the Japanese population. J Gastroenterol 44:518-534, 2009
2)Tauber S, et al:Association of laryngopharyngeal symptoms with gastroesophageal reflux disease. Laryngoscope 112:879-886, 2002
3)渡邊雄介:咽喉頭酸逆流症(Laryngo Pharyngeal Reflux Disease)について.口腔・咽頭科17:227-230,2005
4)柏木秀幸:胃食道逆流症(GERD)の診断と治療.慈恵医大誌124:135-145,2009
5)渡邊雄介,他:咽喉頭異常感症に対するプロトンポンプインヒビターの使用経験.日気管食道会報46:505-508,1995
掲載誌情報