文献詳細
増刊号 耳鼻咽喉科処方マニュアル
11.がん治療副作用・疼痛緩和
神経障害
著者: 後藤秀彰1 清田尚臣2
所属機関: 1神戸大学大学院医学研究科内科学講座腫瘍・血液内科学分野 2神戸大学医学部附属病院腫瘍・血液内科
ページ範囲:P.340 - P.342
文献概要
・現時点で末梢神経障害(CIPN)に対する有効性が示唆されているのはデュロキセチンのみである。
・ただし,抗痙攣薬などの治療薬も患者によっては選択肢の1つであり,治療によるメリットと副作用や費用などのデメリットをきちんと説明したうえで使用してもよい。
・疼痛を伴うようなCIPNでは,アセトアミノフェン,非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs),医療用麻薬などの鎮痛薬を積極的に使用する。
掲載誌情報