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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科89巻11号

2017年10月発行

特集② 知っておきたい耳鼻咽喉科の在宅医療

嚥下障害の訪問診療—耳鼻咽喉科医が往診で寄与できること

著者: 柴裕子1

所属機関: 1柴耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.940 - P.945

文献概要

Point

●在宅の嚥下障害患者には,重症例やコミュニケーション障害例が多いため,患者の状態を勘案し,各人に適した対応・提案が必要である。

●在宅医療において,耳鼻咽喉科医が嚥下内視鏡検査などによる根拠に基づいた嚥下診療を行うことで,患者・家族の不安を解消し,リハビリテーションにつなげることができる。

●嚥下機能改善の訓練実施には,リハビリテーション専門職との協同が望ましい。

参考文献

1)柴 裕子:嚥下障害患者の在宅医療における耳鼻咽喉科医の役割.JOHNS.21:1761-1765,2005
2)藤田 彰:耳鼻咽喉科診療所で診る嚥下障害—在宅リハビリテーションの観点から.嚥下医学5:76-83,2016
3)東京都老人医療センター・編:高齢者の摂食嚥下障害マニュアル.メジカルビュー社,東京,1999,pp39-45
4)柴 裕子:音声言語ならびに嚥下2)在宅における嚥下障害のリハビリテーション.耳鼻咽喉科・頭頸部外科79(増刊号):127-134,2007
5)藤田 彰・他:回復期リハビリテーション病院における嚥下障害の現況と課題—耳鼻咽喉科診療所出務医師による検討.兵庫県医師会雑誌59(2):9-14,2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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