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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科89巻13号

2017年12月発行

文献概要

書評

ENGアトラス—めまい・平衡機能障害診断のために

著者: 宮田英雄12

所属機関: 1岐阜大学 2一宮西病院

ページ範囲:P.1109 - P.1109

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 近時,世の中は不安定でストレスが多く,生活習慣病も多く,そのうえ高齢者社会になり,めまい・平衡機能障害患者が増えている。これらの患者への対応として,病歴をよく聴いて自覚症状を知ると同時に平衡機能検査を行って他覚的所見を把握し,診断と治療をすることが必要である。検査には体平衡検査と眼運動(眼振)検査がある。前者で平衡障害の特徴を知り,後者で眼振や異常眼運動が出現すれば,それらの所見は病巣局在診断,病状の推移や治療効果判定に貢献することが大きい。

 従来,眼球運動異常は肉眼観察が主であったが,他覚的に記録することにより,記録として残るのみではなく定量的な検討を加えることが可能となった。この記録法として電気眼振計(electoronystagmography:ENG)がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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