icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科89巻2号

2017年02月発行

文献概要

特集 こどもの上手な診かた 《主要症候・疾患の診かた》

鼻炎・副鼻腔炎

著者: 保富宗城1

所属機関: 1和歌山県立医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科

ページ範囲:P.114 - P.119

文献購入ページに移動
POINT

●患児が鼻症状を訴えることは少ないため,保護者にもていねいな問診を行う。

●診察時のみならず,その前後の反応を十分に観察し,症状把握に努める。

●小児の鼻副鼻腔炎の診断に際しては,湿性咳嗽を見逃さないことが極めて重要である。

●小児の急性鼻副鼻腔炎に対しては,鼻漏,不機嫌・湿性咳嗽の程度に加え,鼻汁あるいは後鼻漏の性状と量から重症度を評価する。

参考文献

1)日本鼻科学会:急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン.日鼻科会誌49:143-247,2010
2)工藤典代:小児鼻副鼻腔炎診断.ENTONI 127:32-37,2011
3)Evans FO Jr, et al:Sinusitis of the maxillary antrum. N Engl J Med 293:735-739, 1975
4)Stafford CT:The clinician's view of sinusitis. Otolaryngol Head Neck Surg 103:870-875, 1990
5)Lund VJ, et al:Quantification for staging sinusitis. Ann Otol Rhinol Laryngol 104:17-21, 1995
6)Lund VJ, et al:Staging for rhinosinusitis. Otolaryngol Head Neck Surg 117:S35-S40, 1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?