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特集 こどもの上手な診かた 《主要症候・疾患の診かた》
鼻炎・副鼻腔炎
著者: 保富宗城1
所属機関: 1和歌山県立医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
ページ範囲:P.114 - P.119
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●患児が鼻症状を訴えることは少ないため,保護者にもていねいな問診を行う。
●診察時のみならず,その前後の反応を十分に観察し,症状把握に努める。
●小児の鼻副鼻腔炎の診断に際しては,湿性咳嗽を見逃さないことが極めて重要である。
●小児の急性鼻副鼻腔炎に対しては,鼻漏,不機嫌・湿性咳嗽の程度に加え,鼻汁あるいは後鼻漏の性状と量から重症度を評価する。
●患児が鼻症状を訴えることは少ないため,保護者にもていねいな問診を行う。
●診察時のみならず,その前後の反応を十分に観察し,症状把握に努める。
●小児の鼻副鼻腔炎の診断に際しては,湿性咳嗽を見逃さないことが極めて重要である。
●小児の急性鼻副鼻腔炎に対しては,鼻漏,不機嫌・湿性咳嗽の程度に加え,鼻汁あるいは後鼻漏の性状と量から重症度を評価する。
参考文献
1)日本鼻科学会:急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン.日鼻科会誌49:143-247,2010
2)工藤典代:小児鼻副鼻腔炎診断.ENTONI 127:32-37,2011
3)Evans FO Jr, et al:Sinusitis of the maxillary antrum. N Engl J Med 293:735-739, 1975
4)Stafford CT:The clinician's view of sinusitis. Otolaryngol Head Neck Surg 103:870-875, 1990
5)Lund VJ, et al:Quantification for staging sinusitis. Ann Otol Rhinol Laryngol 104:17-21, 1995
6)Lund VJ, et al:Staging for rhinosinusitis. Otolaryngol Head Neck Surg 117:S35-S40, 1997
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