文献詳細
特集 こどもの上手な診かた
《トピックス》
文献概要
POINT
●自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如・多動症(ADHD)の診断には,それらの疾患概念や歴史的背景を理解することが重要である。
●ASDは聴覚的理解よりも視覚的理解に優れており,検査・治療の見通しを伝える際には,絵・写真など視覚化したものを用いるとよい。
●ASDは,病院・注射への不安からだけでなく,ある種の音(純音聴力検査やMRI検査時の音など)に対して知覚過敏を示したり,急な予定変更にかんしゃく(パニック)を起こすことがあるため,配慮が必要である。
●自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如・多動症(ADHD)の診断には,それらの疾患概念や歴史的背景を理解することが重要である。
●ASDは聴覚的理解よりも視覚的理解に優れており,検査・治療の見通しを伝える際には,絵・写真など視覚化したものを用いるとよい。
●ASDは,病院・注射への不安からだけでなく,ある種の音(純音聴力検査やMRI検査時の音など)に対して知覚過敏を示したり,急な予定変更にかんしゃく(パニック)を起こすことがあるため,配慮が必要である。
参考文献
1)American Psychiatric Association:Diagnostic and statistical manual of mental disorders fifth edition. American Psychiatric Publishing. Washington DC, 2013
2)高橋三郎・他(監訳):DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル.医学書院,東京,2014
3)鈴木明子:知的障害を伴う自閉症の人たちの健康管理.精神科治療学29(増刊号):299-301,2014
4)藤田理恵子・他:自閉症の子どもたちの生活を支える—すぐに役立つ絵カード作成用データ集.エンパワメント研究所,2008
掲載誌情報