文献詳細
文献概要
特集 内視鏡手術の上達ポイント 《咽喉頭・唾液腺領域》
経口的ロボット支援手術
著者: 藤原和典1
所属機関: 1鳥取大学医学部感覚運動医学講座耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野
ページ範囲:P.347 - P.354
文献購入ページに移動POINT
●本邦では,頭頸部領域におけるロボット手術は未承認であるが,適応の拡大に向け準備が進められている。
●da Vinciサージカルシステムでは,さまざまな鉗子を用いることができ,狭い手術腔や入りくんだ部位でも操作が可能である。
●術野画像は即時に3D構築されるため,リアルで詳細な画像を見ながら安全かつ微細な操作が行える。
●内視鏡手術に比べ把持感覚がないため,視覚で補う必要がある。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2019年4月)。
●本邦では,頭頸部領域におけるロボット手術は未承認であるが,適応の拡大に向け準備が進められている。
●da Vinciサージカルシステムでは,さまざまな鉗子を用いることができ,狭い手術腔や入りくんだ部位でも操作が可能である。
●術野画像は即時に3D構築されるため,リアルで詳細な画像を見ながら安全かつ微細な操作が行える。
●内視鏡手術に比べ把持感覚がないため,視覚で補う必要がある。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2019年4月)。
参考文献
1)Weinstein GS, et al:Transoral robotic surgery:a multicenter study to assess feasibility, safety, and surgical margins. Laryngoscope 122:1701-1707, 2012
2)Weinstein GS, et al:Transoral robotic surgery for advanced oropharyngeal carcinoma. Arch Otolaryngol Head Neck Surg 136:1079-1084, 2010
3)Dowthwaite SA, et al:The role of transoral robotic surgery in the management of oropharyngeal cancer:a Review of the literature. ISRN Oncology 2012:945162
4)清水 顕・他:経口的ロボット支援手術を行った中咽頭癌2症例.頭頸部外科,22:297-302,2013
5)Fujiwara K, et al:Preliminary study of transoral robotic surgery for pharyngeal cancer in Japan. J Robot Surg 10:11-17, 2016
6)Holsinger FC, et al:Transoral lateral oropharyngectomy for squamous cell carcinoma of the tonsillar region:I. Technique, complications, and functional results 131:583-591, 2005
掲載誌情報