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原著
ビスホスホネートの副作用と考えられた外耳道骨壊死の1例
著者: 小出千秋1 穂苅豊2
所属機関: 1小出耳鼻咽喉科 2ほかり医院
ページ範囲:P.355 - P.359
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ビスホスホネート(bisphosphonate:BP)は悪性腫瘍の骨転移による高カルシウム血症などの抑制や,骨粗鬆症による高齢者の骨折の予防を目的とする薬剤として広く使用されている。その副作用として頭頸部領域では顎骨壊死が知られている。頭頸部領域における他の部位の骨壊死として,海外においては外耳道骨壊死の報告が散見されるが,本邦ではBPによる外耳道骨壊死の報告はまだみられない。
今回,筆者らはBPによる外耳道骨壊死と考えられる症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する。
ビスホスホネート(bisphosphonate:BP)は悪性腫瘍の骨転移による高カルシウム血症などの抑制や,骨粗鬆症による高齢者の骨折の予防を目的とする薬剤として広く使用されている。その副作用として頭頸部領域では顎骨壊死が知られている。頭頸部領域における他の部位の骨壊死として,海外においては外耳道骨壊死の報告が散見されるが,本邦ではBPによる外耳道骨壊死の報告はまだみられない。
今回,筆者らはBPによる外耳道骨壊死と考えられる症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する。
参考文献
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9)柴原孝彦・他(著・訳):薬剤・ビスフォスフォネート関連顎骨壊死MRONJ・BRONJ—最新米国口腔顎顔面学会と本邦の予防・診断・治療の指針.クインテッセンス出版,東京,2016,pp68-70
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