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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科89巻5号

2017年04月発行

文献概要

増刊号 臨床力UP! 耳鼻咽喉科検査マニュアル Ⅴ 口腔・咽頭・唾液腺の検査

5 免疫関連検査

著者: 高野賢一1

所属機関: 1札幌医科大学耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.250 - P.253

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●目的

・IgG4関連疾患の診断

・シェーグレン症候群の診断

・唾液腺疾患の鑑別


●対象

・持続する唾液腺腫脹や口腔乾燥症状を呈し,IgG4関連疾患やシェーグレン症候群が疑われる患者

 IgG4関連疾患では血清IgG4値が高値となり,シェーグレン症候群では高頻度に抗SS-A抗体,抗SS-B抗体が陽性となる。ただし,両疾患ともに血清学的所見のみで鑑別および確定診断はできない点に注意が必要である。

参考文献

1)Himi T, et al:A novel concept of Mikulicz's disease as IgG4-related disease. Auris Nasus Larynx 39:9-17, 2012
2)Yamamoto M et al:Everyday clinical practice in IgG4-related dacryoadenitis and/or sialadenitis:results from the SMART database. Mod Rheumatol 25:199-204, 2015
3)高野賢一:IgG4関連疾患と唾液腺炎.ENTONI 177:63-69,2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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