文献詳細
増刊号 臨床力UP! 耳鼻咽喉科検査マニュアル
Ⅷ 声の検査
文献概要
●目的
【発声持続時間の検査】
・発声機能の評価
・治療適応の判断
・治療効果を評価
【音域の検査】
・発声可能な声の高さを測定する(生理的声域)
・日常会話における声の高さを測定する(話声位)
・地声とうら声の変換点を測定する(声区の変換点)
●対象
【発声持続時間の検査】
・音声障害を呈するすべての患者
簡便に行うことのできる検査であり,発声障害のスクリーニングとしても用いることが可能である。特に反回神経麻痺などの声門閉鎖不全をきたすような疾患において,治療適応の決定や治療前後の評価に重要である。
ただし,無響性発声の場合は計測できず,評価できない。
【音域の検査】
・音声障害を呈するすべての患者
・声楽家のような声を職業にしている者
【発声持続時間の検査】
・発声機能の評価
・治療適応の判断
・治療効果を評価
【音域の検査】
・発声可能な声の高さを測定する(生理的声域)
・日常会話における声の高さを測定する(話声位)
・地声とうら声の変換点を測定する(声区の変換点)
●対象
【発声持続時間の検査】
・音声障害を呈するすべての患者
簡便に行うことのできる検査であり,発声障害のスクリーニングとしても用いることが可能である。特に反回神経麻痺などの声門閉鎖不全をきたすような疾患において,治療適応の決定や治療前後の評価に重要である。
ただし,無響性発声の場合は計測できず,評価できない。
【音域の検査】
・音声障害を呈するすべての患者
・声楽家のような声を職業にしている者
参考文献
1)澤島政行:発声持続時間の測定.音声言語医7:23-28,1966
2)重森優子:発声時の呼気使用に関連した検査-臨床的研究—音声言語医学.耳鼻23:138-166,1977
3)森 一功・他:老人の音声の音響学的特徴.耳鼻臨床81:737-745,1988
4)日本音声言語医学会(編):新編 声の検査法.医歯薬出版,東京,2009
5)西山明雄:声域と話声位の臨床検査法について.耳喉41:877-880,1969
6)Travis LE, et al:Handbook of speech pathology and audiology. Appleton-Century-Grofts, New York, 1971, p46
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10)Hirose, H. et al:Eunchoidism;Voice pitch abnormality as an autonomous syndrome. Folia phoniat., 29:261-269, 1977
11)岡村正美・他:蛋白同化ステロイド使用による音声障害.耳喉科36:409-413,1964
12)竹越省一:男女混合および同化ホルモンによる音声障害.日医新2292:27-30,1968
13)加藤友康:蛋白同化ステロイドによる音声障害の研究.日耳鼻76:1073-1094,1973
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