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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科90巻11号

2018年10月発行

特集 今さら聞けないかぜ診療のABC

《かぜを治す》

かぜに対するOTC薬の使い方

著者: 金谷洋明1

所属機関: 1獨協医科大学耳鼻咽喉・頭頸部外科

ページ範囲:P.944 - P.947

文献概要

Point

●かぜに対するOTC薬は,効能よりも安全性に重点が置かれた薬剤であるので,初期症状の緩和に用いられる。

●軽微な身体の不調を自分で手当てするというセルフメディケーションには有効であるが,稀に健康被害を生じる可能性がある。

●多数の品目があるが薬効成分が重複するので,1品目のみの服用とする。

●OTC薬の有効成分は,配合量は処方薬より少ないが成分的には同等なので,服用する際は用法・用量を厳守する。

参考文献

1)黒川達夫・他:OTC医薬品を理解する.臨医薬33:526-534,2017
2)西沢元仁:OTC医薬品の将来展望.臨医薬33:541-547,2017
3)成井浩二・他:スイッチOTC医薬品に対する一般生活者の意識調査.医療薬39:726-732,2013
4)北村正樹・他:OTC薬と処方薬との注意点.MB ENT 212:45-51,2017
5)厚生労働省医薬食品局:医薬品・医療機器等安全性情報No. 293,2012
6)金谷洋明・他:かぜ症候群.耳喉頭頸88(増):42-44,2016
7)岸本桂子:OTC医薬品販売の現場で医薬品乱用をどう防ぐか.薬事56:1501-1505,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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