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特集 基本診察・処置・手術のABC 《鼻領域》
鼻出血への対応
著者: 飯村慈朗1
所属機関: 1東京歯科大学市川総合病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.336 - P.339
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●鼻出血の治療の第一歩は,出血点を同定することである。
●盲目的なタンポン留置は侵襲が大きく,止血率もよくない。
●確実に止血するためには,電気凝固術で止血する。
●的確な止血処置でも止血されない場合には,さまざまな疾患を考慮し検査を進める。
●再出血を繰り返す場合は,同じ処置を繰り返さず手術的治療を検討する。
●鼻出血の治療の第一歩は,出血点を同定することである。
●盲目的なタンポン留置は侵襲が大きく,止血率もよくない。
●確実に止血するためには,電気凝固術で止血する。
●的確な止血処置でも止血されない場合には,さまざまな疾患を考慮し検査を進める。
●再出血を繰り返す場合は,同じ処置を繰り返さず手術的治療を検討する。
参考文献
1)Yuji Ando, et al:Risk factors for recurrent epistaxis:Importance of initial treatment. Auris nasus larynx 41:41-45, 2014
2)Jiro Iimura, et al:Study of hemostasis procedures for posterior epistaxis. Auris nasus larynx 43:298-303, 2016
3)中村光士郎:難治性鼻出血に対する内視鏡下止血法.日鼻誌42:8-12,2003
4)Barlow DW, et al:Effectiveness of Surgical Management of Epistaxis at a Tertiary Care Center. Laryngoscope 107:21-24, 1997
5)石田良治・他:手術を要した鼻出血症例の検討.日鼻誌41:345-348,2002
6)阿部靖弘・他:蝶口蓋動脈凝固術.耳喉頭頸87:1024-1027,2015
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