文献詳細
特集 基本診察・処置・手術のABC
《咽喉頭・頭頸部領域》
文献概要
Point
●咽頭・喉頭病変に対する生検では,まず局所麻酔下にチャンネル付き経鼻内視鏡を用いて行いたい。
●リドカインによる表面麻酔が重要であるが,過量投与やアレルギー,アスピリン喘息に注意が必要である。
●生検に際しては,操作者と助手の息を合わせ,内視鏡と鉗子を上手く操作して適切な採取に努める。
●いったん反射が起こると過緊張のため継続が困難となることも少なくなく,はじめのタッチが重要である。
●咽頭・喉頭病変に対する生検では,まず局所麻酔下にチャンネル付き経鼻内視鏡を用いて行いたい。
●リドカインによる表面麻酔が重要であるが,過量投与やアレルギー,アスピリン喘息に注意が必要である。
●生検に際しては,操作者と助手の息を合わせ,内視鏡と鉗子を上手く操作して適切な採取に努める。
●いったん反射が起こると過緊張のため継続が困難となることも少なくなく,はじめのタッチが重要である。
参考文献
1)Zalvan CH, et al:Comparison of trans-nasal laryngoscopic office based biopsy of laryngopharyngeal lesions with traditional operative biopsy. Eur Arch Otorhinolaryngol 270:2509-2513, 2013
2)渡嘉敷亮二:声帯ポリープ摘出術.浦野正美(編),ENT臨床フロンティア.耳鼻咽喉科の外来処置・外来小手術.中山書店,東京,2012,pp194-199
3)篠崎 剛・他:内視鏡下に行う喉頭,下咽頭の生検方法.浦野正美(編),ENT臨床フロンティア.耳鼻咽喉科の外来処置・外来小手術.中山書店,東京,2012,pp200-203
4)榊原博樹:アスピリン喘息.日内会誌85:227-233,1996
5)藤本一眞・他:抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドライン.Gastroenterol Endosc 54:2075-2102
6)加藤元嗣・他:抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドライン 直接経口抗凝固薬(DOAC)を含めた抗凝固薬に関する追補2017.Gastroenterol Endosc 59:1549-1558
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