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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科90巻5号

2018年04月発行

増刊号 患者・家族への説明ガイド—正しく伝え,納得を引き出し,判断を促すために

Ⅰ.耳と聞こえのこと 医師・医療者から説明しておきたいこと

新生児聴覚スクリーニングを行う前に

著者: 小林有美子1

所属機関: 1岩手医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科

ページ範囲:P.52 - P.53

文献概要

説明のPOINT

・妊娠が判明した時点で新生児聴覚スクリーニング検査について説明し,その意義を十分理解してもらう。

・検査結果の解釈と精密検査全国調査結果のみならず,偽陽性を減らすために複数回検査を行うことを伝える。

・検査機器による検出できる難聴の種類や,偽陽性率などの違いを説明する。

・リファーと判定された場合の流れや,その後の体制についても説明が必要である。

参考文献

1)日本耳鼻咽喉科学会 福祉医療・乳幼児委員会:新生児聴覚スクリーニングマニュアル—産科・小児科・耳鼻咽喉科医師,助産師・看護師の皆様へ.松香堂,京都,2016 http://www.jibika.or.jp/members/publish/hearing_screening.pdf
2)加我君孝(編):新生児聴覚スクリーニング.早期発見・早期教育のすべて.金原出版,東京,2005
3)宇佐美真一(編著):聞こえと遺伝子:難聴の遺伝子診断とその社会貢献.金原出版,東京,2015
4)福祉医療・乳幼児委員会全国会議:平成27年度「新生児聴覚スクリーニング後の精密聴力検査機関実態調査および1歳,2歳児の精密聴力検査機関実態調査」に関する報告.日耳鼻119:1074-1085,2016
5)熊川孝三・他:新生児聴覚スクリーニングの偽陽性率を減らすための試行精度の検討.Audiology Japan.56:163-170,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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