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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科90巻5号

2018年04月発行

文献概要

増刊号 患者・家族への説明ガイド—正しく伝え,納得を引き出し,判断を促すために Ⅴ.声とことばのこと 医師・医療者から説明しておきたいこと

甲状軟骨形成術・披裂軟骨内転術を行う前に

著者: 上羽瑠美1

所属機関: 1東京大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科

ページ範囲:P.234 - P.236

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説明のPOINT

・発声時に声帯が閉鎖しやすい形態に喉頭を形成し,音声と発声しやすさを改善することが目的である。

・音声改善手術は術式選択が重要である。

・局所麻酔で行う場合は音声を確認しながら治療することができる。

・治療後に注意すべき合併症は喉頭浮腫や血腫による呼吸困難で,特に披裂軟骨内転術では気道確保(気管内挿管や気管切開術)が必要となることがある。

参考文献

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6)兒玉成博・他:披裂軟骨内転術と併用術式の発声機能評価.音声言語医学52:149-157,2011
7)中村一博・他:披裂軟骨内転術および甲状軟骨形成術の合併症の検討.日気食会報62:1-10,2011
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9)小川宏和・他:一側性声帯麻痺による嗄声に対する音声治療の有用性.音声言語医43:256-260,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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