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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科90巻5号

2018年04月発行

文献概要

増刊号 患者・家族への説明ガイド—正しく伝え,納得を引き出し,判断を促すために Ⅴ.声とことばのこと 医師・医療者から説明しておきたいこと

音声治療を行う前に

著者: 廣瀬肇12

所属機関: 1東京大学 2横浜市立大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科

ページ範囲:P.244 - P.245

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説明のPOINT

・音声治療の目的は,声の出し方に問題がある場合,正しい声の出し方,使い方を身につけさせることにある1)

・音声治療(音声訓練)は,言語聴覚士が医師と連携をとりながら担当するのを原則とする。

・医師としては,とにかく,はじめは何回か言語聴覚士と会って話を聞いてみるように勧める。

参考文献

1)廣瀬 肇:音声障害の臨床(第1版第16刷).インテルナ出版,東京,2009,pp124-143
2)城本 修:音声障害と音声治療.日音響会誌61:231-236,2005
3)城本 修:音声障害の行動学的治療—言語聴覚士による音声障害の治療.耳鼻臨床100:697-705,2007
4)Gartner-Schmidt JL, et al:Quantifying component parts of indirect and direct voice therapy related to different voice disorders. J Voice 27:210-216, 2013
5)生井友紀子:音声治療2.包括的訓練法.MB ENT 173:43-50,2014
6)Stemple JC, et al:Holistic voice therapies. In Voice therapy:clinical studies 2nd ed. Singular, New York, 2000, pp33-96
7)田口亜紀:音声治療1.症状対処的訓練法.MB ENT 173:39-42,2014
8)城本 修:言語聴覚士の立場から—音声治療の効果に関するエビデンス—音声言語医学50:136-143,2009
9)Novakovic D, et al:Botulinum toxin treatment of adductor spasmodic dysphonia:longitudinal functional outcomes. Laryngoscope 121:606-612, 2011
10)溝口兼司・他:音声外科手術3.喉頭枠組手術②痙攣性発声障害に対して.MB ENT 173:31-37,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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