文献詳細
増刊号 患者・家族への説明ガイド—正しく伝え,納得を引き出し,判断を促すために
Ⅵ.腫瘍のこと 医師・医療者から説明しておきたいこと
文献概要
説明のPOINT
・手術で顔面神経を切断していなくても術後に顔面神経麻痺を生じる可能性があるが,1年以内には症状は回復する。
・創部周囲の知覚神経や自律神経の回復過程で,食事の際に耳下部に少量の汗が分泌されることがある。
・術前診断で良性であっても,悪性の可能性も考慮して術中迅速病理診断を行うことがある。
・腫瘍が大きい場合には,切除部がある程度陥凹する。
・手術で顔面神経を切断していなくても術後に顔面神経麻痺を生じる可能性があるが,1年以内には症状は回復する。
・創部周囲の知覚神経や自律神経の回復過程で,食事の際に耳下部に少量の汗が分泌されることがある。
・術前診断で良性であっても,悪性の可能性も考慮して術中迅速病理診断を行うことがある。
・腫瘍が大きい場合には,切除部がある程度陥凹する。
参考文献
1)Higashino M, et al:Novel differential diagnostic method for superficial/deep tumor of the parotid gland using ultrasonography. Head Neck 35:1153-1157, 2013
2)河田 了・他:良性耳下腺腫瘍に対する手術症例の検討—16年間,633例の検討.日耳鼻119:196-203,2016
3)Laccourreye O, et al:First bite syndrome. Eur Ann Otorhinolaryngol Head Neck Dis 130:269-273, 2013
掲載誌情報