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増刊号 患者・家族への説明ガイド—正しく伝え,納得を引き出し,判断を促すために Ⅵ.腫瘍のこと 医師・医療者から説明しておきたいこと
甲状腺腫瘍に対する手術を行う前に
著者: 槇大輔1 大上研二1
所属機関: 1東海大学医学部付属病院耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍センター
ページ範囲:P.290 - P.291
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・病理組織型に応じた診断,手術内容,合併症,経過を説明する。
・良性結節では患者の年齢,希望,施設の状況によって手術適応に差がある。悪性腫瘍の場合には,手術が第一選択となる。
・患者特性に応じ,患者の気持ちに寄り添ってご説明を心掛ける。
・病理組織型に応じた診断,手術内容,合併症,経過を説明する。
・良性結節では患者の年齢,希望,施設の状況によって手術適応に差がある。悪性腫瘍の場合には,手術が第一選択となる。
・患者特性に応じ,患者の気持ちに寄り添ってご説明を心掛ける。
参考文献
1)日本内分泌外科学会/日本甲状腺外科学会(編):甲状腺腫瘍診療ガイドライン2010年版,金原出版,東京,2010
2)Sugitani I, et al:A novel classification system for patients with PTC:addition of the new variables of large(3cm or greater)nodal metastases and reclassification during the follow-up period. Surgery 135:139-148, 2004
3)谷山岳司・他:甲状腺癌手術における反回神経麻痺の予後,喉頭23:30-32,2011
4)庄司和彦・他:甲状腺癌術後反回神経麻痺,頭頸部腫瘍25:159-162,1999
5)Jeannon JP, et al:Diagnosis of recurrent laryngeal nerve palsy after thyroidectomy:a systematic review. Int J Clin Pract 63:624-629, 2009
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