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増刊号 患者・家族への説明ガイド—正しく伝え,納得を引き出し,判断を促すために Ⅵ.腫瘍のこと 医師・医療者から説明しておきたいこと
経口的咽頭腫瘍切除術を行う前に
著者: 戎本浩史1 大上研二1
所属機関: 1東海大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍センター
ページ範囲:P.292 - P.293
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・経口的切除術は他の術式に比べ低侵襲で,術後も嚥下・音声機能が良好に維持される。
・悪性腫瘍の場合,原発巣と頸部リンパ節の組織診断が正確に行える。
・放射線療法に比べ治療期間が短く,合併症も少ない。
・異時性重複癌や後発リンパ節転移の発生があり,術後も定期的な観察が必要である。
・経口的切除術は他の術式に比べ低侵襲で,術後も嚥下・音声機能が良好に維持される。
・悪性腫瘍の場合,原発巣と頸部リンパ節の組織診断が正確に行える。
・放射線療法に比べ治療期間が短く,合併症も少ない。
・異時性重複癌や後発リンパ節転移の発生があり,術後も定期的な観察が必要である。
参考文献
1)Weinstein GS, et al:Transoral robotic surgery:supraglottic partial laryngectomy. Ann Otol Rhinol Laryngol 116:19-23, 2007
2)Shiotani A, et al:Videolaryngoscopic transoral en bloc resection of supraglottic and hypopharyngeal cancers using laparoscopic surgical instruments. Ann Otol Rhinol Laryngol 119:225-232, 2010
3)Tomifuji M, et al:Tumor Depth as a Predictor of lymph node metastasis of supraglottic and hypopharyngeal cancers. Ann Surg Oncol 8:490-496, 2011
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