文献詳細
増刊号 患者・家族への説明ガイド—正しく伝え,納得を引き出し,判断を促すために
Ⅵ.腫瘍のこと 医師・医療者から説明しておきたいこと
文献概要
説明のPOINT
・喉頭全摘に準じて説明を行う。
・頸部郭清術と遊離組織を用いた再建手術を必ず同時に行うため,それらについての合併症についても説明を要する。
・進行期下咽頭癌では化学放射線療法という選択肢もある。ただし,のどの乾燥,嚥下障害による肺炎のリスクが増加する。残存・再発時には救済手術を行うことになるが,術後合併症は増加する。
・喉頭全摘に準じて説明を行う。
・頸部郭清術と遊離組織を用いた再建手術を必ず同時に行うため,それらについての合併症についても説明を要する。
・進行期下咽頭癌では化学放射線療法という選択肢もある。ただし,のどの乾燥,嚥下障害による肺炎のリスクが増加する。残存・再発時には救済手術を行うことになるが,術後合併症は増加する。
参考文献
1)日本頭頸部癌学会:頭頸部癌診療ガイドライン2018年版,金原出版,東京,2018,pp49-54
2)神田 亨,他:術式による食道発声訓練経過の差異 喉頭全摘術後と下咽頭喉頭頸部食道全摘術後との比較.言語聴覚研5:152-159,2008
3)福島啓文:【下咽頭癌はここまで治る】QOL向上を目指して 喉頭全摘出咽頭再建後の音声獲得法.JOHNS 29:1035-1040,2013
4)松浦一登・他:下咽頭・喉頭・頸部食道切除術後の遊離空腸による食道・音声同時再建術.日耳鼻102:208-217,1999
5)福島啓文:【下咽頭癌・喉頭癌はここまできた】喉頭全摘後の音声再獲得.ENTONI 195:65-72,2016
掲載誌情報