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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科90巻5号

2018年04月発行

増刊号 患者・家族への説明ガイド—正しく伝え,納得を引き出し,判断を促すために

Ⅵ.腫瘍のこと 医師・医療者から説明しておきたいこと

化学療法について

著者: 山﨑知子1

所属機関: 1宮城県立がんセンター頭頸部内科

ページ範囲:P.310 - P.311

文献概要

説明のPOINT

・再発・遠隔転移頭頸部癌において化学療法は,緩和ケアと比較して有意に生存期間の改善や,QOLの改善をもたらす。

・再発・遠隔転移頭頸部癌の標準療法は,全身状態良好であればシスプラチン(カルボプラチン)+5-FU+セツキシマブである。

・化学療法前には,全身状態のみならず,合併症,既往歴などを確認し,施行可能か総合的に判断する。

参考文献

1)Kowalski LP, et al:Natural history of untreated head and neck cancer. Eur J Cancer 36:1032-1037, 2000
2)Vermorken JB, et al:Platinum-based chemotherapy plus cetuximab in head and neck cancer. New Engl J Med 359:1116-1127, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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