耳鼻咽喉科・頭頸部外科90巻5号

2018年04月発行

増刊号 患者・家族への説明ガイド—正しく伝え，納得を引き出し，判断を促すために

Ⅵ．腫瘍のこと 医師・医療者から説明しておきたいこと

放射性ヨウ素（RAI）内用療法を行うにあたって

著者： 絹谷清剛¹

所属機関： ¹金沢大学医薬保健研究域医学系核医学

ページ範囲：P.314 - P.315

文献概要

説明のPOINT

・甲状腺分化癌性質と内用療法の原則を十分に理解していただく。

・食事制限の重要性を十二分に強調し，管理栄養士の介入を積極的に行う。

・安全で体への負担の少ない治療であることを理解させる。

・帰宅時・帰宅後の配慮を理解させる。

参考文献

1）中駄邦博：放射性ヨウ素内用療法の現状，問題点．絹谷清剛（編），甲状腺癌放射性ヨウ素内用療法アトラス，第1部第Ⅲ章，医薬ジャーナル社，大阪，2014年，pp16-34

2）北光記念病院ホームページ http://www.hokko.or.jp/thyroid/yod-index.html

3）伊藤病院ホームページ http://www.ito-hospital.jp/food_including_iodine.html

4）隈病院ホームページ http://www.kuma-h.or.jp/examination/124/

5）野口病院ホームページ http://www.noguchi-med.or.jp/admission-dir/foodmenu

6）金沢大学付属病院核医学診療科ホームページ http://nucmed.w3.kanazawa-u.ac.jp/diet/

7）伊藤康弘・他：特集1　放射性ヨウ素不応性をどう考えるか．日甲状腺会誌5：75-101，2014

8）伊藤康弘・他：特集1　甲状腺癌の薬物療法について．日内分泌・甲状腺外会誌33：139-159，2015

9）腫瘍・免疫核医学研究会ホームページ http://oncology.jsnm.org/