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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科90巻9号

2018年08月発行

特集 知っておきたい顎顔面形成外科の知識

《顔面》

眼瞼下垂に対する外科的アプローチ

著者: 植村法子1 岡崎睦2

所属機関: 1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科形成・再建外科学分野 2東京大学大学院医学系研究科形成外科学分野

ページ範囲:P.751 - P.757

文献概要

POINT

●眼瞼下垂になると生活の質が低下し,不定愁訴の原因となる。

●後天性眼瞼下垂では加齢やコンタクトレンズの装用による腱膜性眼瞼下垂が多く,眼瞼挙筋腱膜を修復する手術で改善する。

●弛緩した皮膚が瞳孔に被さる偽性下垂も多く,皮膚切除および重瞼形成術により改善する。

●病態がさまざまであり,重症例を見逃さないように診断し,患者の状態に合わせた術式選択が必要である。

参考文献

1)日本形成外科学会・他(編):形成外科診療ガイドライン.6.頭頸部・顔面疾患.金原出版,東京,2015,pp91-120
2)楠本健司・他:眼瞼下垂症発症の機序と分類.形成外科53:5-13,2010
3)野間一列:眼瞼下垂・皮膚弛緩症—手術適応と術式の選択.眼手術学2.眼瞼,野田実香(編).文光堂,東京,2013,pp250-256
4)松尾 清:眼瞼下垂症.形成外科53:S72-73,2010
5)吉野健一:オキュラーサーフェスから見た注意点.PEPARS 51:148-155,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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