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ペットアレルギーの現状と診療の実際
著者: 堀口高彦1
所属機関: 1藤田医科大学医学部呼吸器内科学Ⅱ講座
ページ範囲:P.62 - P.67
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●アレルギー疾患の問診の際には,ペット飼育状況の聞き取りが重要である。
●ペットアレルゲンは,粒子が非常に細かいため,アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎にとどまらず喘息発症の因子としても重要である。
●治療は原因抗原の回避であるが不可能なことが多く,可能な限りの対策を指導する。
●ペットアレルゲン除去の臨床的効果が出るまでには長時間を要する。
●アレルギー疾患の問診の際には,ペット飼育状況の聞き取りが重要である。
●ペットアレルゲンは,粒子が非常に細かいため,アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎にとどまらず喘息発症の因子としても重要である。
●治療は原因抗原の回避であるが不可能なことが多く,可能な限りの対策を指導する。
●ペットアレルゲン除去の臨床的効果が出るまでには長時間を要する。
参考文献
1)動物愛護に関する世論調査 平成22年9月調査.内閣府大臣官房政府広報室,2010
2)動物愛護に関する世論調査 平成15年7月調査.内閣府大臣官房政府広報室,2003
3)Zahradnik E, et al:Respiratory allergens from furred mammals:environmental and occupational exposure. Vet Sci 4:pii:E38, 2017
4)堀口高彦・他:成人気管支喘息患者におけるペットアレルギーの臨床的検討.日本胸部臨床65:478-483,2006
5)Horiguchi T, et al:Clinical studies on bronchial asthma caused by contact with hamsters. Asian Pac J Allergy 18:141-145, 2000
6)日本アレルギー学会喘息ガイドライン専門部会(監):喘息予防・管理ガイドライン2018.協和企画,東京,2018
7)Hesselmar, B et al:Does early exposure to cat or dog protect against later allergy development? Clin Exp Allergy 29:611-617, 1999
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