文献詳細
特集 進化する経外耳道的内視鏡下耳科手術(TEES)—エキスパートに学ぶスタンダードな手術手技〔特別付録web動画〕
《TEESのスタンダードな手術手技》
文献概要
POINT
●経外耳道的内視鏡下耳科手術(TEES)の利点を享受するだけでなく,欠点をよく理解してその克服をすることが重要である。
●慢性中耳炎に対してTEESが適応となるのは,鼓膜,鼓室(上・中・前・後鼓室)に病変が存在する場合である。
●片手操作となるTEESでは,鼓膜形成においてunderlay法を選択するべきである。
●接着法を選択する場合,moist wound healing理論に基づいて術式改良をした接着法の成績は良好である。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年10月)。
●経外耳道的内視鏡下耳科手術(TEES)の利点を享受するだけでなく,欠点をよく理解してその克服をすることが重要である。
●慢性中耳炎に対してTEESが適応となるのは,鼓膜,鼓室(上・中・前・後鼓室)に病変が存在する場合である。
●片手操作となるTEESでは,鼓膜形成においてunderlay法を選択するべきである。
●接着法を選択する場合,moist wound healing理論に基づいて術式改良をした接着法の成績は良好である。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年10月)。
参考文献
1)堀 龍介:内視鏡下の鼓室形成術とアブミ骨手術.日耳鼻119:1282-1289,2016
2)桝谷将偉・他:鼓膜形成に際して複数枚の移植弁を使用した鼓室形成術症例に対する術後経過の検討.Otol Jpn 26:681-686,2016
3)堀 龍介・他:Moist wound healingに基づいて術式改良した鼓膜形成術(接着法).天理医紀18:17-22,2015
4)岡上雄介・他:当科における接着法による鼓膜形成術とその長期治療成績.Otol Jpn 26:121-126,2016
掲載誌情報