文献詳細
原著
当院での小児睡眠時無呼吸症候群に対する術後経過の検討—アンケート調査から
著者: 山本圭介12 三谷健二1 鎌倉綾1 岩橋利彦1 佐々木崇博13 堀田沙矢香14 野口夏衣15 河崎浩子16 金井悠13 秋田佳名子1 宣原佳奈1
所属機関: 1市立豊中病院耳鼻いんこう科 2東京女子医科大学八千代医療センター耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科 3大阪大学大学院医学系研究科感覚器外科学耳鼻咽喉科 4市立東大阪医療センター耳鼻咽喉科 5市立池田病院耳鼻咽喉科 6大阪母子医療センター耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.1059 - P.1064
文献概要
小児睡眠時無呼吸症候群(OSAS)の原因として口蓋扁桃肥大,アデノイド増殖症があり,そのため両側口蓋扁桃摘出術+アデノイド切除術が多くのOSASに奏効することは知られている。しかし何歳で手術するのがよりよいのか,また手術によりどのような症状が改善するのかなど,詳細に検討された報告は少ない。
今回,当院で診療を行っている小児OSAS児に対して,術前と術直後,術後1年ごとにアンケートを行って臨床症状を調査し,術後の治療効果を明らかにしたので,若干の文献的考察をふまえて報告する。
参考文献
掲載誌情報