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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科91巻5号

2019年04月発行

増刊号 救急・当直マニュアル—いざというときの対応法

Ⅲ.症状からみた鑑別診断

鼻閉/鼻汁

著者: 宮本秀高1

所属機関: 1筑波大学医学医療系耳鼻咽喉科・頭頸部外科

ページ範囲:P.78 - P.80

文献概要

当直医へのコール

 現実的には,救急外来の現場において,耳鼻咽喉科専門医が診察しなければならない緊急性のある鼻閉/鼻汁患者はかなり少ないと考えられる。しかし,専門的な診察は必要ないが鼻閉/鼻汁症状を訴える患者は比較的多いと考えられる。具体的には以下のような場合である。

●鼻水,鼻づまりがひどくて眠れない(全年齢)

●鼻に異物を詰めてしまい鼻がつまる,悪臭の伴う鼻汁が出る(小児)

●急激な喘息発作および鼻症状(鼻閉,鼻汁)の悪化:アスピリン喘息発作(成人に多い)

●外傷後,鼻副鼻腔手術・脳外科術後に水溶性の鼻汁が続く

●鼻出血→「鼻出血」の項(p.73)を参照

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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