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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科91巻5号

2019年04月発行

増刊号 救急・当直マニュアル—いざというときの対応法

Ⅲ.症状からみた鑑別診断

呼吸困難

著者: 平野滋1

所属機関: 1京都府立医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教室

ページ範囲:P.91 - P.94

文献概要

当直医へのコール

●耳鼻咽喉科医が呼ばれる呼吸困難は上気道狭窄によるものである。

●上気道の炎症性疾患が多く,咽頭痛や嗄声を伴うことが多い。

●年齢層,性別はさまざまである。

●異物は幼児〜小児に多いが,多くは下気道異物であるために呼吸器科が担当し,耳鼻咽喉科が呼ばれることは稀である。

●頭頸部癌による上気道狭窄は高齢者に多いが,甲状腺癌による気道狭窄は若年者でもありえる。

●上気道狭窄による呼吸困難の患者はwalk inで来ることが多いが,高度の場合は搬送されてくることもある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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