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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科91巻5号

2019年04月発行

増刊号 救急・当直マニュアル—いざというときの対応法

Ⅳ.救急外来・当直での処置と治療 外傷

鼻骨骨折

著者: 鈴木久美子1

所属機関: 1佐賀大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科

ページ範囲:P.126 - P.130

文献概要

当直医へのコール

●顔面打撲の症例で,外鼻の腫脹や変形,疼痛を呈した場合にコールされる。

●若い男性が多い。

●鼻骨骨折単独の場合はwalk inが多い。

●殴打,交通事故,スポーツによるものが多い。

●コールされたら,鼻部以外の受傷部位の有無と緊急度,全身状態,現時点での鼻出血の有無や程度などをまず確認する。

参考文献

1)宮嶋義巳・他:鼻部外傷の臨床的検討.耳鼻臨床96:955-958,2003
2)日本形成外科学会・他(編):形成外科診療ガイドライン5 頭蓋顎顔面疾患(主に後天性).金原出版,東京,2015,pp177-181(5章 鼻骨・鼻篩骨骨折)
3)出島健司・他:鼻骨骨折.MB ENT 155:52-59,2013
4)皆木正人・他:知っておきたい救急時の処置・手技—顎顔面骨骨折.JOHNS 33:335-337,2017
5)大畑 敦:鼻骨骨折整復術.JOHNS 29:1119-1121,2013
6)加瀬康弘・他:鼻骨骨折.JOHNS 10:1047-1051,1994
7)尾尻博也:頭頸部の臨床画像診断学,改訂第3版.南江堂,東京,2016,pp53-147(鼻副鼻腔)
8)春名眞一:シリーズ専門医試験への対応.横断的問題—外傷(顔面).耳喉頭頸81:695-699,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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