耳鼻咽喉科・頭頸部外科91巻5号

2019年04月発行

増刊号 救急・当直マニュアル—いざというときの対応法

Ⅳ．救急外来・当直での処置と治療 異物

咽頭異物

著者： 佐藤公則¹²

所属機関： ¹久留米大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科 ²佐藤クリニック耳鼻咽喉科・頭頸部外科・睡眠呼吸障害センター

ページ範囲：P.168 - P.172

文献概要

当直医へのコール

●異物を嚥下して咽頭痛・嚥下痛を訴える患者が救急外来を受診し，患者に開口させても咽頭に異物が見当たらないときに，救急外来から当直医にコールされる。

●窒息を伴う咽頭異物は緊急を要するため救急外来で対応され，当直医にコールされることは少ない。

参考文献

1）佐藤公則：実践！耳鼻咽喉科・頭頸部外科オフィスサージャリー．中山書店，東京，2015，pp204-210（咽頭・喉頭異物摘出術）

2）佐藤公則：耳・鼻・のどのプライマリケア．中山書店，東京，2014，pp217-223（咽頭・喉頭異物—いかに発見し，苦痛なく，短時間で摘出するか）

3）佐藤公則：咽頭・喉頭異物に対する内視鏡の使い方とコツ．JOHNS 26：99-103，2010

4）佐藤公則：電子内視鏡による咽頭・喉頭・頸部食道異物摘出術．口咽科20：269-277，2008

5）Sato K：Extraction of minute pharyngeal foreign bodies with the videoendoscope. Ann Otol Rhinol Laryngol 112：693-696, 2003

6）佐藤公則：実践！耳鼻咽喉科・頭頸部外科オフィスサージャリー．中山書店，東京，2015，pp274-279（食道異物摘出術）

7）佐藤公則：耳・鼻・のどのプライマリケア．中山書店，東京，2014，pp261-266（食道異物—どのような症例を外来で摘出するか）

8）Sato K, et al：Office-based foreign-body management using videoendoscope. Am J Otolaryngol 25：167-172, 2004

9）Sato K, et al：Office-based videoendoscopy for the hypopharynx and cervical esophagus. Am J Otolaryngol 23：341-344, 2002

10）佐藤公則：実践！耳鼻咽喉科・頭頸部外科オフィスサージャリー．中山書店，東京，2015，pp18-30（オフィスサージャリーの局所麻酔）

11）佐藤公則：耳鼻咽喉科診療所における異物摘出の実際．気道食道異物摘出マニュアル，日本気管食道科学会（編）．金原出版，東京，2015，pp178-191