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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科91巻5号

2019年04月発行

増刊号 救急・当直マニュアル—いざというときの対応法

Ⅳ.救急外来・当直での処置と治療 異物

喉頭・気管異物

著者: 二藤隆春12 上羽瑠美2

所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター耳鼻咽喉科 2東京大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科

ページ範囲:P.173 - P.177

文献概要

当直医へのコール

●喉頭・気管異物は3歳未満の乳幼児と高齢者に多い。

●乳幼児では豆類や玩具,高齢者では米飯や肉類,歯科材料の異物が多い。

●発症直後は,咳嗽,呼吸困難,喘鳴,嗄声などがみられるが,数日経過して,気管支炎様の症状で受診することもある。

●当直医へのコールは,受診時から気道異物が疑われているとき,小児科医や内科医が診察して気道異物を疑ったときである。

参考文献

1)竹田和世・他:8か月間診断に至らなかった小児気道異物の一例.小児耳38:382-387,2017
2)与座朝義・他:MRIが有用であったピーナッツ気管支異物.日気食会報43:506-509,1992
3)鹿野真人:高齢者の食物による窒息事故対応.嚥下医学8:21-27,2019
4)猪 健志・他:気道をほぼ閉塞していた幼児喉頭玩具異物の1例.日気食会報59:342-346,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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