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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科91巻5号

2019年04月発行

増刊号 救急・当直マニュアル—いざというときの対応法

Ⅴ.当直での術後急変への対応

内視鏡下鼻副鼻腔手術後の眼瞼腫脹・複視・視力障害

著者: 志賀英明1 八尾亨1

所属機関: 1金沢医科大学医学部耳鼻咽喉科学

ページ範囲:P.308 - P.311

文献概要

当直医へのコール

●全身麻酔から覚醒して数時間経過後に顕在化しやすい。

●患者自身が視力障害や複視を訴えるケースが多い。

●夜勤のナースが巡回時に眼瞼腫脹に気がつくケースも考えられる。

●午後の手術であれば深夜にコールされる可能性がある。

●安易に研修医に診察を委ねるのではなく,自ら病棟に足を運んで診察にあたるのが重要。

参考文献

1)重田泰史・他:内視鏡下鼻内手術における術中頭損傷および術後合併症の検討.日耳鼻115:22-28,2012
2)Ramadan HH, et al:Complications of endoscopic sinus surgery in a residency training program. Laryngoscope 105:376-379, 1995
3)鴻 信義:眼窩内側壁損傷.内視鏡下鼻内副鼻腔手術—副鼻腔疾患から頭蓋底疾患まで.森山寛・他(編),医学書院,東京,2015,pp256-263

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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