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文献概要
特集 耳管診療の手引き—基本から最新治療まで
耳管狭窄症の最新治療
著者: 浦野正美1
所属機関: 1浦野耳鼻咽喉科医院
ページ範囲:P.642 - P.645
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●従来の耳管狭窄症の治療にはさまざまなものがあるが,決め手がない。
●近年,欧米では耳管にバルーンカテーテルを挿入して開大する方法が行われている。
●同法は器質的耳管狭窄症が適応であるが,施行基準や術後評価法についてはまだ確立していない。
●同法を本邦に導入する際には,この点についての十分な検討が必要である。
●従来の耳管狭窄症の治療にはさまざまなものがあるが,決め手がない。
●近年,欧米では耳管にバルーンカテーテルを挿入して開大する方法が行われている。
●同法は器質的耳管狭窄症が適応であるが,施行基準や術後評価法についてはまだ確立していない。
●同法を本邦に導入する際には,この点についての十分な検討が必要である。
参考文献
1)守田雅弘:耳管狭窄症の治療.耳鼻臨床100:238-239,2007
2)Schröder S, et al:Balloon Eustachian tuboplasty:a retrospective cohort study. Clin Otolaryngol 40:629-638, 2015
3)日本耳科学会:判定基準・ガイドライン 耳管狭窄症診断基準(2018年10月3日 日本耳科学会承認) https://www.otology.gr.jp/about/guideline.html
4)Tisch M, et al:Balloon dilation of the Eustachian tube:clinical experience in the management of 126 children. Acta Otorhinolaryngol Ital 37:509-512, 2017
5)McCoul ED, et al:Validating the clinical assessment of eustachian tube dysufunction:The Eustachian Tube Dysfunction Questionnaire(ETDQ-7). Laryngoscope 122:1137-1141, 2012
6)池田怜吉:耳管疾患における問診のコツ.MB ENT 201:1-5,2017
7)Sudhoff H:Balloon Eustachian tuboplasuty as a treatment for Eustachian tube dysfunction(パネルディスカッション2「耳管障害の病態と手術治療」).第29回日本頭頸部外科学会総会ならびに学術講演会プログラム・予稿集:99,2019
Eustachian Tube Balloon Dilation System https://www.acclarent.com/solutions/products/eustachian-tube/aera
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