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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科91巻8号

2019年07月発行

文献概要

特集 耳管診療の手引き—基本から最新治療まで

耳管狭窄症の最新治療

著者: 浦野正美1

所属機関: 1浦野耳鼻咽喉科医院

ページ範囲:P.642 - P.645

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POINT

●従来の耳管狭窄症の治療にはさまざまなものがあるが,決め手がない。

●近年,欧米では耳管にバルーンカテーテルを挿入して開大する方法が行われている。

●同法は器質的耳管狭窄症が適応であるが,施行基準や術後評価法についてはまだ確立していない。

●同法を本邦に導入する際には,この点についての十分な検討が必要である。

参考文献

1)守田雅弘:耳管狭窄症の治療.耳鼻臨床100:238-239,2007
2)Schröder S, et al:Balloon Eustachian tuboplasty:a retrospective cohort study. Clin Otolaryngol 40:629-638, 2015
3)日本耳科学会:判定基準・ガイドライン 耳管狭窄症診断基準(2018年10月3日 日本耳科学会承認) https://www.otology.gr.jp/about/guideline.html
4)Tisch M, et al:Balloon dilation of the Eustachian tube:clinical experience in the management of 126 children. Acta Otorhinolaryngol Ital 37:509-512, 2017
5)McCoul ED, et al:Validating the clinical assessment of eustachian tube dysufunction:The Eustachian Tube Dysfunction Questionnaire(ETDQ-7). Laryngoscope 122:1137-1141, 2012
6)池田怜吉:耳管疾患における問診のコツ.MB ENT 201:1-5,2017
7)Sudhoff H:Balloon Eustachian tuboplasuty as a treatment for Eustachian tube dysfunction(パネルディスカッション2「耳管障害の病態と手術治療」).第29回日本頭頸部外科学会総会ならびに学術講演会プログラム・予稿集:99,2019
Eustachian Tube Balloon Dilation System https://www.acclarent.com/solutions/products/eustachian-tube/aera

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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