文献詳細
文献概要
特集 Voiceを診る—音声障害を知ろう!〔特別付録Web動画〕 《音声障害の診断・治療・リハビリテーション》
加齢性の音声障害
著者: 齋藤康一郎1
所属機関: 1杏林大学医学部耳鼻咽喉科学教室
ページ範囲:P.922 - P.927
文献購入ページに移動POINT
●加齢に伴う音声障害は,患者のQOLや精神衛生状態を悪化させて社会活動性を下げる。
●声の変化は患者によりさまざまである。
●ノドだけでなく全身を診る。
●問診と喉頭ストロボスコピーを併用し,別の疾患を除外して診断する。
●治療の有効性を知り,低侵襲な治療から積極的に介入する。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2023年10月)。
●加齢に伴う音声障害は,患者のQOLや精神衛生状態を悪化させて社会活動性を下げる。
●声の変化は患者によりさまざまである。
●ノドだけでなく全身を診る。
●問診と喉頭ストロボスコピーを併用し,別の疾患を除外して診断する。
●治療の有効性を知り,低侵襲な治療から積極的に介入する。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2023年10月)。
参考文献
1)Rosow DE, et al:Presbyphonia and minimal glottic insufficiency. Otolaryngol Clin North Am 52:617-625, 2019
2)内閣府:令和元年版高齢社会白書(第1章 高齢化の状況) https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2019/gaiyou/pdf/1s1s.pdf
3)Davids T, et al:Current dysphonia trends in patients over the age of 65:is vocal atrophy becoming more prevalent? Laryngoscope 122:332-335, 2012
4)Turley R, et al:Impact of voice and swallowing problems in the elderly. Otolaryngol Head Neck Surg 140:33-36, 2009
5)間藤翔悟・他:加齢性音声障害に対するvocal function exerciseの治療効果と患者背景の検討.言語聴覚研16:87-94,2019
6)Kost K, et al:Presbyphonia:what can be done? Ear Nose Throat J 96:108-110, 2017
7)Bradley JP, et al:What is the optimal treatment for presbyphonia? Laryngoscope 124:2439-2440, 2014
8)Hirano S, et al:Clinical trial of regeneration of aged vocal folds with growth factor therapy. Laryngoscope 122:327-331, 2012
掲載誌情報