文献詳細
特集 漢方医学入門—耳鼻咽喉科で漢方薬を使いこなす
《私の推奨—代表的な漢方薬の使い方》
文献概要
Point
●メニエール病を代表とするめまいは,東洋医学的には水毒あるいは水滞に基づく疾患とされている。
●めまいの治療に用いるのは利水剤が主である。
●利水剤の代表は,茯苓と蒼朮である。
●広い意味でのめまいに用いる漢方薬は多数あるが,数種類を使い分けられるとよい。
●メニエール病を代表とするめまいは,東洋医学的には水毒あるいは水滞に基づく疾患とされている。
●めまいの治療に用いるのは利水剤が主である。
●利水剤の代表は,茯苓と蒼朮である。
●広い意味でのめまいに用いる漢方薬は多数あるが,数種類を使い分けられるとよい。
参考文献
1)鈴木康弘・他:めまいに対する漢方治療update.MB ENT 162:53-60,2014
2)田口喜一郎・他:メニエール病に対する漢方治療の経験.耳鼻臨床75:2337-2344,1982
3)渡辺行雄:私の漢方の取り入れ方とコツ—めまいに対する漢方治療の実際.JOHNS 26:639-642,2010
4)田口喜一郎:メニエール病の漢方治療.JOHNS 12:1627-1631,1996
5)大西憲明・他:モデルマウスを用いた漢方方剤の利水作用の検証.和漢医薬誌17:131-136,2000
6)磯濱洋一郎:漢方薬の利水作用とアクアポリン.ファルマシア47:1117-1120,2011
7)水田啓介・他:メニエール病に対する柴苓湯の使用経験.耳鼻臨床87:719-726,1994
掲載誌情報