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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科92巻12号

2020年11月発行

特集 漢方医学入門—耳鼻咽喉科で漢方薬を使いこなす

《私の推奨—代表的な漢方薬の使い方》

苓桂朮甘湯と五苓散,柴苓湯をメニエール病に用いる

著者: 鈴木康弘1 堤剛1

所属機関: 1東京医科歯科大学耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.984 - P.987

文献概要

Point

●メニエール病を代表とするめまいは,東洋医学的には水毒あるいは水滞に基づく疾患とされている。

●めまいの治療に用いるのは利水剤が主である。

●利水剤の代表は,茯苓と蒼朮である。

●広い意味でのめまいに用いる漢方薬は多数あるが,数種類を使い分けられるとよい。

参考文献

1)鈴木康弘・他:めまいに対する漢方治療update.MB ENT 162:53-60,2014
2)田口喜一郎・他:メニエール病に対する漢方治療の経験.耳鼻臨床75:2337-2344,1982
3)渡辺行雄:私の漢方の取り入れ方とコツ—めまいに対する漢方治療の実際.JOHNS 26:639-642,2010
4)田口喜一郎:メニエール病の漢方治療.JOHNS 12:1627-1631,1996
5)大西憲明・他:モデルマウスを用いた漢方方剤の利水作用の検証.和漢医薬誌17:131-136,2000
6)磯濱洋一郎:漢方薬の利水作用とアクアポリン.ファルマシア47:1117-1120,2011
7)水田啓介・他:メニエール病に対する柴苓湯の使用経験.耳鼻臨床87:719-726,1994

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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