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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科92巻12号

2020年11月発行

特集 漢方医学入門—耳鼻咽喉科で漢方薬を使いこなす

《私の推奨—代表的な漢方薬の使い方》

小青竜湯と越婢加朮湯をアレルギー性鼻炎に用いる

著者: 齋藤晶123 宮川昌久12 磯部秀之3

所属機関: 1和光耳鼻咽喉科医院 2武蔵浦和耳鼻咽喉科 3埼玉医科大学東洋医学科

ページ範囲:P.988 - P.991

文献概要

Point

●鼻アレルギーには麻黄が含まれる漢方薬が投与されることが多い。

●体力や冷えの有無に注意して処方を選択する。

●小青竜湯は万人向き,越婢加朮湯は体力があって症状が強い人向きの漢方薬である。

●効果が乏しい,または副作用があるときは薬剤の変更や併用を考慮する。

参考文献

1)鼻アレルギー診療ガイドライン作成委員会:鼻アレルギー診療ガイドライン—通年性鼻炎と花粉症 2016年版.ライフ・サイエンス,東京,2015,p77
2)平成22・23年度厚生労働科学研究費補助金 地域医療基盤開発推進研究事業「統合医療を推進するための日本伝統医学の標準化」研究班(編):日本伝統医学テキスト 漢方編.pp371-372
3)平成22・23年度厚生労働科学研究費補助金 地域医療基盤開発推進研究事業「統合医療を推進するための日本伝統医学の標準化」研究班(編):日本伝統医学テキスト 漢方編.pp299-301
4)稲葉博司:アレルギー性鼻炎・花粉症.耳鼻咽喉科 早わかり 漢方薬処方ガイド,市村恵一(編).中山書店,東京,2015,pp64-77
5)今中政支・他:スギ花粉症に対する漢方薬併用療法の臨床効果.日東医誌60:611-616,2009
6)松田邦夫:呼吸器.新版 漢方医学,日本漢方医学研究所(編).日本漢方医学研究所,東京,1990,pp75-91

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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