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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科92巻2号

2020年02月発行

文献概要

特集 カラーアトラス 口腔・咽頭粘膜疾患—目で見て覚える鑑別ポイント

天疱瘡,類天疱瘡による口腔・咽喉頭粘膜病変

著者: 松本伸晴1 矢部はる奈1 山上淳2

所属機関: 1慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科 2慶應義塾大学医学部膚科

ページ範囲:P.132 - P.135

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POINT

●粘膜に症状がみられる自己免疫性水疱症として,尋常性天疱瘡,粘膜類天疱瘡が代表的な疾患である。

●尋常性天疱瘡,粘膜類天疱瘡の初発症状は,口腔粘膜のびらんであることが多い。

●天疱瘡・類天疱瘡の咽頭・喉頭粘膜病変として,喉頭蓋のびらん・浮腫・白苔が典型的である。

●難治性の粘膜びらんをみたときには,天疱瘡・類天疱瘡も念頭において診断のための検査を進めることが重要である。

参考文献

1)Stanley JR, et al:Pemphigus, bullous impetigo, and the staphylococcal scalded-skin syndrome. N Engl J Med 355:1800-1810, 2006
2)Schmidt E, et al:Pemphigoid diseases. Lancet 381:320-332, 2013
3)Higgins TS, et al:Laryngeal mucous membrane pemphigoid:a systematic review and pooled-data analysis. Laryngoscope 120:529-536, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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