文献詳細
特集 耳鼻咽喉科医が知っておくべきワクチン医療
《各種ワクチンの最新動向》
文献概要
POINT
●肺炎球菌ワクチンは小児と高齢者が接種対象者となっている。
●肺炎球菌ワクチン導入により侵襲性肺炎球菌感染症は急激に減少している。
●肺炎球菌ワクチン導入後,小児急性中耳炎ではインフルエンザ菌の割合が増加,肺炎球菌は減少し,耐性肺炎球菌も減っている。
●肺炎球菌による感染症は減ったが,非ワクチン含有血清型が増えてくる可能性があり,今後の動向には注意が必要である。
●肺炎球菌ワクチンは小児と高齢者が接種対象者となっている。
●肺炎球菌ワクチン導入により侵襲性肺炎球菌感染症は急激に減少している。
●肺炎球菌ワクチン導入後,小児急性中耳炎ではインフルエンザ菌の割合が増加,肺炎球菌は減少し,耐性肺炎球菌も減っている。
●肺炎球菌による感染症は減ったが,非ワクチン含有血清型が増えてくる可能性があり,今後の動向には注意が必要である。
参考文献
1)国立感染症研究所:13価肺炎球菌結合症ワクチン(PCV13)導入後の小児侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)の現状.IASR 39:112-113,2018
2)Taylor S, et al:Impact of pneumococcal conjugate vaccination on otitis media:a systematic review. Clin Infect Dis 54:1765-1773, 2012
3)澤田正一:新規抗菌薬の上手な使い方—ワクチンと新規抗菌薬により急性中耳炎はどう変わったか.小児耳38:316-320,2017
4)Ubukata K, et al:Etiology of acute otitis media and characterization of pneumococcal isolates after introduction of 13-valent pneumococcal conjugate vaccine in Japanese children. Pediatr Infect Dis J 37:598-604, 2018
5)杢野恵理子・他:PCV普及後の小児急性中耳炎に関する疫学的検討.日耳鼻121:887-898,2018
掲載誌情報