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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科92巻5号

2020年04月発行

文献概要

増刊号 フローチャートと検査一覧で ひと目でわかる耳鼻咽喉科診療 1.耳科編

耳閉感—耳管狭窄症,滲出性中耳炎,急性低音障害型感音難聴

著者: 菅原一真1 山下裕司1

所属機関: 1山口大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科学

ページ範囲:P.60 - P.63

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ここを押さえておこう

●耳閉感は小児が訴えることは少ない症状である.

●外耳・中耳疾患が多いが,内耳疾患や後迷路性疾患でも出現するため,これらの病態を念頭に置いた対応が必要となる.

●耳管狭窄性や滲出性中耳炎の原因疾患として上咽頭腫瘍が見つかることも多いため,耳管咽頭口の精査は必要である.

参考文献

1)坂田俊文:耳閉感の診断と治療.日耳鼻122:732-737,2019
2)大島猛史:耳管開放症の診断と治療 特に手術について.日耳鼻119:1366-1372,2016
3)上出洋介:小児滲出性中耳炎治療のポイント.日耳鼻122:1198-1201,2019
4)村上信五・他:耳管開放症の手術的治療—テープ,耳介軟骨による鼓膜補強.MB ENT(35):18-22,2004
5)伊藤真人:滲出性中耳炎診療ガイドライン.日耳鼻121:1194-1199,2018
6)磯野泰大:各種疾患と耳管機能不全—頭頸部腫瘍と耳管機能不全.JOHNS 35:465-467,2019
7)佐藤宏昭:急性低音障害型感音難聴vsメニエール病—類似点と相違点—急性低音障害型感音難聴の立場から.Equilibrium Res 77:188-193,2018
8)武田憲昭:急性低音障害型感音難聴vsメニエール病—類似点と相違点—メニエール病の立場から.Equilibrium Res 77:194-200,2018
9)佐藤宏昭:急性感音難聴診療の手引き2018—概略と私の利用法.MB ENT(236):37-45,2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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