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増刊号 フローチャートと検査一覧で ひと目でわかる耳鼻咽喉科診療 1.耳科編
耳閉感—耳管狭窄症,滲出性中耳炎,急性低音障害型感音難聴
著者: 菅原一真1 山下裕司1
所属機関: 1山口大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科学
ページ範囲:P.60 - P.63
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●耳閉感は小児が訴えることは少ない症状である.
●外耳・中耳疾患が多いが,内耳疾患や後迷路性疾患でも出現するため,これらの病態を念頭に置いた対応が必要となる.
●耳管狭窄性や滲出性中耳炎の原因疾患として上咽頭腫瘍が見つかることも多いため,耳管咽頭口の精査は必要である.
●耳閉感は小児が訴えることは少ない症状である.
●外耳・中耳疾患が多いが,内耳疾患や後迷路性疾患でも出現するため,これらの病態を念頭に置いた対応が必要となる.
●耳管狭窄性や滲出性中耳炎の原因疾患として上咽頭腫瘍が見つかることも多いため,耳管咽頭口の精査は必要である.
参考文献
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2)大島猛史:耳管開放症の診断と治療 特に手術について.日耳鼻119:1366-1372,2016
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6)磯野泰大:各種疾患と耳管機能不全—頭頸部腫瘍と耳管機能不全.JOHNS 35:465-467,2019
7)佐藤宏昭:急性低音障害型感音難聴vsメニエール病—類似点と相違点—急性低音障害型感音難聴の立場から.Equilibrium Res 77:188-193,2018
8)武田憲昭:急性低音障害型感音難聴vsメニエール病—類似点と相違点—メニエール病の立場から.Equilibrium Res 77:194-200,2018
9)佐藤宏昭:急性感音難聴診療の手引き2018—概略と私の利用法.MB ENT(236):37-45,2019
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