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増刊号 フローチャートと検査一覧で ひと目でわかる耳鼻咽喉科診療 2.鼻科編
両側性の鼻漏・後鼻漏—血管運動性鼻炎,アレルギー性鼻炎(花粉症・通年性),急性副鼻腔炎,慢性副鼻腔炎
著者: 細矢慶1
所属機関: 1日本医科大学千葉北総病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.106 - P.113
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●さまざまな原因により鼻汁の粘液量が増加した場合に生じる症状を鼻漏という.
●後鼻漏を主訴とする2大疾患は,慢性鼻副鼻腔炎とアレルギー性鼻炎である.
●症状・所見・検査から適切に診断し,その重症度に準じた治療を行う.
●さまざまな原因により鼻汁の粘液量が増加した場合に生じる症状を鼻漏という.
●後鼻漏を主訴とする2大疾患は,慢性鼻副鼻腔炎とアレルギー性鼻炎である.
●症状・所見・検査から適切に診断し,その重症度に準じた治療を行う.
参考文献
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