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増刊号 フローチャートと検査一覧で ひと目でわかる耳鼻咽喉科診療 3.口腔・咽喉頭編
構音障害—器質性構音障害(舌小帯短縮症,口唇口蓋裂,口腔・咽頭腫瘍),運動障害性構音障害(神経筋疾患,脳血管障害,脳腫瘍),機能性構音障害,言語発達遅延・聴覚障害に伴う構音障害
著者: 二藤隆春1
所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.180 - P.185
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●構音障害とは,声帯で生成された喉頭原音を,声道の形態を変化させて言語音に変換する動作の異常であり,原因と病態により,器質性構音障害,運動障害性構音障害,機能性構音障害に分類される.
●発音の不明瞭さを主訴に外来受診する患者には,原疾患の診断・治療後である場合とそうでない場合があり,後者では神経筋疾患,粘膜下口蓋裂,機能性構音障害などを見逃さないようにする.
●通常の診察で異常が確認されなくても,患者の訴えがある限り,言語聴覚士による精査や専門科による原因検索につなげる.
●鼻咽腔閉鎖不全による共鳴障害(開鼻声)と子音の歪みも併存することが多く,一緒に評価する.
●構音障害とは,声帯で生成された喉頭原音を,声道の形態を変化させて言語音に変換する動作の異常であり,原因と病態により,器質性構音障害,運動障害性構音障害,機能性構音障害に分類される.
●発音の不明瞭さを主訴に外来受診する患者には,原疾患の診断・治療後である場合とそうでない場合があり,後者では神経筋疾患,粘膜下口蓋裂,機能性構音障害などを見逃さないようにする.
●通常の診察で異常が確認されなくても,患者の訴えがある限り,言語聴覚士による精査や専門科による原因検索につなげる.
●鼻咽腔閉鎖不全による共鳴障害(開鼻声)と子音の歪みも併存することが多く,一緒に評価する.
参考文献
1)阿部雅子:構音障害の臨床 改訂第2版.金原出版,東京,2008,pp36-41
2)松田光悦:粘膜下口蓋裂の手術方法.小児口腔外19:105-109,2009
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