文献詳細
増刊号 フローチャートと検査一覧で ひと目でわかる耳鼻咽喉科診療
3.口腔・咽喉頭編
文献概要
ここを押さえておこう
●ここでは正中頸囊胞,側頸囊胞,リンパ管腫(囊胞状リンパ管腫),神経鞘腫,頸動脈小体腫瘍について述べるが,頸部腫瘤については,癌のリンパ節転移や悪性リンパ腫など悪性疾患の鑑別が最も重要である.
●これら頸部腫瘤性疾患については細胞診による診断確定は困難なことが多く,臨床症状,経過,画像検査から診断・診療を進めていく必要がある.
●良性の腫瘤であれば,治療は手術による後遺障害も考慮し,年齢,症状などにより総合的に検討する.
●ここでは正中頸囊胞,側頸囊胞,リンパ管腫(囊胞状リンパ管腫),神経鞘腫,頸動脈小体腫瘍について述べるが,頸部腫瘤については,癌のリンパ節転移や悪性リンパ腫など悪性疾患の鑑別が最も重要である.
●これら頸部腫瘤性疾患については細胞診による診断確定は困難なことが多く,臨床症状,経過,画像検査から診断・診療を進めていく必要がある.
●良性の腫瘤であれば,治療は手術による後遺障害も考慮し,年齢,症状などにより総合的に検討する.
参考文献
1)古川まどか:頸部神経鞘腫の取り扱い.頭頸部外科17:105-112,2007
2)三谷壮平:頸部神経鞘腫手術症例の検討.日耳鼻121:673-678,2018
3)萩田修平:リンパ管腫のOK-432局注療法による治療.小児外科25:371-376,1993
4)志賀清人:頸動脈小体腫瘍に対する手術.耳喉頭頸87(増):268-272,2015
掲載誌情報