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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科92巻5号

2020年04月発行

増刊号 フローチャートと検査一覧で ひと目でわかる耳鼻咽喉科診療

3.口腔・咽喉頭編

頸部腫瘤—正中頸囊胞,側頸囊胞,リンパ管腫,神経鞘腫,頸動脈小体腫瘍

著者: 片桐克則1

所属機関: 1岩手医科大学医学部頭頸部外科学科

ページ範囲:P.234 - P.237

文献概要

ここを押さえておこう

●ここでは正中頸囊胞,側頸囊胞,リンパ管腫(囊胞状リンパ管腫),神経鞘腫,頸動脈小体腫瘍について述べるが,頸部腫瘤については,癌のリンパ節転移や悪性リンパ腫など悪性疾患の鑑別が最も重要である.

●これら頸部腫瘤性疾患については細胞診による診断確定は困難なことが多く,臨床症状,経過,画像検査から診断・診療を進めていく必要がある.

●良性の腫瘤であれば,治療は手術による後遺障害も考慮し,年齢,症状などにより総合的に検討する.

参考文献

1)古川まどか:頸部神経鞘腫の取り扱い.頭頸部外科17:105-112,2007
2)三谷壮平:頸部神経鞘腫手術症例の検討.日耳鼻121:673-678,2018
3)萩田修平:リンパ管腫のOK-432局注療法による治療.小児外科25:371-376,1993
4)志賀清人:頸動脈小体腫瘍に対する手術.耳喉頭頸87(増):268-272,2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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