文献詳細
特集 耳鼻咽喉科領域の外傷を診る!—初期対応から根治療法まで
文献概要
Point
●原因と鼓膜損傷部位,症状からある程度の重症度は判断可能である。
●内耳障害などの合併症の有無により待機的か緊急かの判断を行う。
●外リンパ瘻を疑った場合には,聴力改善を期待して早期に積極的に手術を行うこととしている。
●アブミ骨陥入や骨折に対する処置は術者の技量にも委ねられるが,可能な限り丁寧な処置で内耳損傷を最小にする必要がある。
●原因と鼓膜損傷部位,症状からある程度の重症度は判断可能である。
●内耳障害などの合併症の有無により待機的か緊急かの判断を行う。
●外リンパ瘻を疑った場合には,聴力改善を期待して早期に積極的に手術を行うこととしている。
●アブミ骨陥入や骨折に対する処置は術者の技量にも委ねられるが,可能な限り丁寧な処置で内耳損傷を最小にする必要がある。
参考文献
1)Kristensen S:Spontaneous healing of traumatic tympanic membrane perforations in man:a century of experience. J Laryngol Otol 106:1037-1050, 1992
2)Amadasun JE:An observational study of the management of traumatic tympanic membrane perforations. J Laryngol Otol 116:181-184, 2002
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