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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科92巻7号

2020年06月発行

文献概要

特集 耳鼻咽喉科領域の外傷を診る!—初期対応から根治療法まで

口腔外傷

著者: 永井宏和13 高橋哲13 小川武則23 香取幸夫23

所属機関: 1東北大学大学院歯学研究科顎顔面・口腔外科学分野 2東北大学大学院医学研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野 3東北大学病院頭頸部腫瘍センター

ページ範囲:P.522 - P.526

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Point

●口腔外傷は重症外傷の一部として生じることが多く,関連各科と連携して治療を行う。

●初期治療では,気道確保による呼吸管理と止血処置を確実に行う。

●口腔外傷は軟組織の損傷,歯牙・歯槽骨の損傷,顎骨の損傷に分けられる。

●障害を残さず,審美性を回復させるために,受傷後できるだけ速やかに適切な治療を行う。

●治療は咬合を含めた機能回復が最も重要であり,専門的な治療が必要になる。

参考文献

1)杉山芳樹:損傷.榎本昭二・他(監),又賀 泉・他(編):最新口腔外科学 第5版.医歯薬出版,東京,2017,pp149-168
2)覚道健治・他:顎顔面骨骨折.口腔外科専門医マニュアル,日本口腔外科学会(編).医歯薬出版,東京,2011,pp134-151
3)日本口腔外科学会:口腔顎顔面外傷 診療ガイドライン 2015年改訂版.https://www.jsoms.or.jp/medical/work/guideline
4)日本外傷歯学会:歯の外傷治療ガイドライン 平成24年10月改訂.http://www.ja-dt.org/guidline.html

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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