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特集 耳鼻咽喉科領域の外傷を診る!—初期対応から根治療法まで
頸部外傷
著者: 畠山博充1
所属機関: 1横浜市立大学附属市民総合医療センター耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.532 - P.535
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●頻度は少ないが,生命に関わる重要な組織が密集しており重篤化しやすい。特にZone Ⅰ,Ⅲはアクセスが難しい位置で,致死率も高い。
●初期対応中はバイタルサインの変化を見逃さず,全身の観察も行う。
●全身の血管造影によるマルチスライスCT撮像を行う。
●食道,咽頭瘻孔は見逃されやすく,遅発性に症状を重篤化させる。
●緊急手術例も保存的治療例も数日間は慎重な観察を行う。
●頻度は少ないが,生命に関わる重要な組織が密集しており重篤化しやすい。特にZone Ⅰ,Ⅲはアクセスが難しい位置で,致死率も高い。
●初期対応中はバイタルサインの変化を見逃さず,全身の観察も行う。
●全身の血管造影によるマルチスライスCT撮像を行う。
●食道,咽頭瘻孔は見逃されやすく,遅発性に症状を重篤化させる。
●緊急手術例も保存的治療例も数日間は慎重な観察を行う。
参考文献
1)Brywczynski JJ, et al:Management of penetrating neck injury in the emergency department:a structured literature review. Emerg Med J 25:711-715, 2008
2)Roon AJ, et al:Evaluation and treatment of penetrating cervical injuries. J Trauma 19:391-397, 1979
3)Bladergroen M, et al:A twelve-year survey of cervicothoracic vascular injuries. Am J Surg 157:483-486, 1989
4)Sekharan J, et al:Continued experience with physical examination alone for evaluation and management of penetrating zone 2 neck injuries:results of 145 cases. J Vasc Surg 32:483-489, 2000
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