文献詳細
文献概要
特集 エキスパートに学ぶ手術記録の描き方 《鼻領域》
鼻中隔手術—Killian法,hemitransfixion法
著者: 飯村慈朗1
所属機関: 1東京歯科大学市川総合病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.612 - P.616
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●手術記録は,術後形態に影響をおよぼす点について記載する。さらに効果不十分で再手術が必要となった場合には,どのように術式選択すればよいかの情報を記載する。
●手術記録に記載すべき事項は,術前の形態,実際の病態,施行術式,L-strut,合併症,となる。
●イラストを描き起こすのは,全体の病態について把握しやすくし,術終了時の病態を詳細に記録するためである。
●手術記録は,術後形態に影響をおよぼす点について記載する。さらに効果不十分で再手術が必要となった場合には,どのように術式選択すればよいかの情報を記載する。
●手術記録に記載すべき事項は,術前の形態,実際の病態,施行術式,L-strut,合併症,となる。
●イラストを描き起こすのは,全体の病態について把握しやすくし,術終了時の病態を詳細に記録するためである。
参考文献
1)Jang YJ:Rhinoplasty and septoplasty. Koonja Publishing Inc, Seoul, 2014, pp75-92
2)飯村慈朗:内視鏡下鼻中隔手術—Killian法とhemitransfixion法.耳喉頭頸91:754-759,2019
3)Nakayama T, et al:Endoscopic single-handed septoplasty with batten graft for caudal septum deviation. Auris Nasus Larynx 41:441-445, 2014
4)Iimura J, et al:A new “J septoplasty” technique for correction of mild caudal septal deviation. Auris Nasus Larynx 47:79-83, 2020
5)宮脇剛司・他:形成外科手技を用いた鼻中隔外鼻形成術—前弯治療における鼻中隔軟骨尾側部の重要性.日鼻誌57:637-646,2018
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