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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科92巻9号

2020年08月発行

特集 唾液腺腫瘍の診療最前線

《診断》

画像診断

著者: 白倉聡1

所属機関: 1埼玉県立がんセンター頭頸部外科

ページ範囲:P.678 - P.682

文献概要

POINT

●耳下腺腫瘍の良悪性診断や質的診断は単純MRIである程度可能である。

●ただし,質的診断に必要な充実成分の同定には造影MRIが有用であるため,造影剤の使用を考慮することも多い。

●悪性腫瘍における骨破壊や,リンパ節転移,遠隔転移の評価についてはCTが有用である。

●CT,MRIの長所・短所を理解して相補的に用いることが望ましい。

参考文献

1)日本医学放射線学会(編):画像診断ガイドライン 2016年版.金原出版,東京,2016,pp144-145(耳下腺腫瘍の質的診断におけるMRIでの造影剤使用を勧めるか?)
2)Lechner Goyault J, et al:Interest of diffusion-weighted and gadolinium enhanced dynamic MR sequences for the diagnosis of parotid gland tumors. J Neuroradiol 38:77-89, 2011
3)Harnsberger HR, et al:Differential diagnosis of head and neck lesion based on their space of origin. 1. The suprahyoid part of the neck. AJR AM J Roentgenol 157:147-154, 1991
4)藤井裕之・他:唾液腺癌に関連する進展経路 茎突下顎トンネルを介した傍咽頭間隙進展.画像診断39:884-885,2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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