文献詳細
特集 唾液腺腫瘍の診療最前線
《診断》
文献概要
POINT
●耳下腺腫瘍の良悪性診断や質的診断は単純MRIである程度可能である。
●ただし,質的診断に必要な充実成分の同定には造影MRIが有用であるため,造影剤の使用を考慮することも多い。
●悪性腫瘍における骨破壊や,リンパ節転移,遠隔転移の評価についてはCTが有用である。
●CT,MRIの長所・短所を理解して相補的に用いることが望ましい。
●耳下腺腫瘍の良悪性診断や質的診断は単純MRIである程度可能である。
●ただし,質的診断に必要な充実成分の同定には造影MRIが有用であるため,造影剤の使用を考慮することも多い。
●悪性腫瘍における骨破壊や,リンパ節転移,遠隔転移の評価についてはCTが有用である。
●CT,MRIの長所・短所を理解して相補的に用いることが望ましい。
参考文献
1)日本医学放射線学会(編):画像診断ガイドライン 2016年版.金原出版,東京,2016,pp144-145(耳下腺腫瘍の質的診断におけるMRIでの造影剤使用を勧めるか?)
2)Lechner Goyault J, et al:Interest of diffusion-weighted and gadolinium enhanced dynamic MR sequences for the diagnosis of parotid gland tumors. J Neuroradiol 38:77-89, 2011
3)Harnsberger HR, et al:Differential diagnosis of head and neck lesion based on their space of origin. 1. The suprahyoid part of the neck. AJR AM J Roentgenol 157:147-154, 1991
4)藤井裕之・他:唾液腺癌に関連する進展経路 茎突下顎トンネルを介した傍咽頭間隙進展.画像診断39:884-885,2019
掲載誌情報