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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科93巻11号

2021年10月発行

特集 手術道具・材料はこう使う!—プロに学ぶ基本とコツ〔特別付録Web動画〕

《鼻科領域》

レーザー/アルゴンプラズマ凝固法/高周波熱凝固法

著者: 中村陽祐1 竹内裕美2

所属機関: 1鳥取大学医学部感覚運動医学講座 耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野 2鳥取赤十字病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.910 - P.914

文献概要

Point

●下鼻甲介粘膜の腫脹を軽減することによる鼻閉の改善を目的とする。

●粘膜の扁平上皮化生によって鼻漏やくしゃみにも効果がある。

●CO2レーザーとアルゴンプラズマ凝固法は非接触型で粘膜表層に,高周波熱凝固法は接触型で粘膜下組織に作用する。

●いずれの手技も局所麻酔下に短時間で施行でき出血も少ないため,外来手術(日帰り手術)として行われることが多い。

参考文献

1)竹内裕美・他:鼻閉の評価法.JOHNS 35:1547-1550,2019
2)川村繁樹:下甲介粘膜レーザー手術(表層焼灼術):術後7年の遠隔成績.日鼻誌38:117-121,1999
3)竹野幸夫・他:炭酸ガスレーザーによる下鼻甲介粘膜焼灼術の長期治療成績.日鼻誌50:7-12,2011
4)太田伸男・他:鼻アレルギー治療とレーザー治療.耳喉頭頸89:794-801,2017
5)村田潤子・他:アレルギー性鼻炎の鼻粘膜焼灼術.耳鼻臨床101:724-725,2008
6)朝子幹也:レーザー手術の理論と実践.最新医 別冊アレルギー性鼻炎:116-120,2017
7)川村繁樹:アレルギー性鼻炎に対する下鼻甲介粘膜焼灼はどのくらい有効ですか? 手術機器の種類による有効性の差はありますか? JOHNS 36:1164-1165,2020
8)笠井 創:レーザー,コブレーター,バイポーラ凝固療法.耳喉頭頸83:127-132,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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